子育て支援

子育てについて

RSウイルス感染症について

1、RSウイルスとは?

 RSウイルスは風邪の原因ウイルスのひとつであり、赤ちゃんからお年寄りまでかかります。特に小さい子に多く、1歳までに70%以上が感染し、2、3歳までにほとんどの子が感染すると言われています。多くは風邪ですみますが、赤ちゃんや小さいお子さんなどでは重くなることもあります。はしかや水ぼうそうと違って、何度もかかります。

2、RSウイルス感染症の症状は?

 感染後数日してから鼻水、咳、熱などの症状が現れます。発熱は4、5日までのことが多いです。このように風邪症状だけで治る場合が多いですが、進むと細気管支炎や肺炎になることもあります。細気管支炎になると、呼吸するときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音(喘鳴、ぜんめい、と言います)が聞こえてきます。咳や鼻は多くの風邪よりも長く続き、1、2週間で回復することが多いです。

3、注意するべき症状

 見ていて呼吸が苦しそう、呼吸が早い、陥没呼吸(呼吸をするときに胸やお腹がペコペコとへこむ)、鼻翼呼吸(呼吸をするときに鼻がヒクヒクする)、母乳やミルクの飲みが悪いなどは心配な症状です。3か月位までの小さい赤ちゃんは無呼吸(呼吸を休んでしまう)を起こすことがあるので特に注意が必要です。これらの症状がみられるときには早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。

4、RSウイルス感染症の診断

 インフルエンザの迅速検査と同じように、綿棒で鼻腔や鼻汁をぬぐって検査をする迅速診断キットがある医療機関もあります。外来診療の場合は1歳未満が保険診療の対象です。インフルエンザの迅速検査と同じように、RSウイルス感染症でも病気になって間もなくだったり、その他の理由で検査が陰性になることもあり得ます。検査のタイミングもかかりつけの医師と相談するのが良いと思います。

5、RSウイルス感染症の治療

 残念ながら、RSウイルスに効く薬はありません。抗生剤は効果がありません。
多くの場合は本人の免疫力と、こまめに水分をとらせる、背中をさするなどのホームケアで治ります。咳をやわらげる、痰を出しやすくする、熱を下げる薬などの対症療法も回復するための力になります。

6、RSウイルスの予防

 インフルエンザのようなワクチンはありません。RSウイルス感染症が重症化しやすい早産児や心臓・肺にもともとの病気がある子などへの予防には、モノクローナル抗体製剤であるパリビズマブ(商品名シナジス)が使える場合があります。
RSウイルスは咳や鼻などから感染します。手洗いやうがいにつとめましょう。

▲このページのトップへ戻る