尿もれ・活動性膀胱

夜中に目を覚ますことが多いと、睡眠不足になります。また、夜中にトイレに行くときは、ボーっとしていたり、フラフラしていることが多いので、転倒して骨折する場合もあります。

腹圧性尿失禁

咳やくしゃみ・運動などで力を入れた瞬間に、少量の尿がもれることがあります。妊娠や出産・女性ホルモンの減少などで、尿道や骨盤内の筋肉が弱くなって起こると考えられ、多くの女性が経験しています。

治療・・・骨盤底筋を強くする体操や薬物・手術などの方法がありますが、まず骨盤底体操から始めてみましょう。

膣(ちつ)や肛門の筋肉を10秒ほど引き締め、30秒緩める。この動作を10回繰り返します。これを1セットとし、1日に5セット程度行います。机に両手を突いた姿勢や、あおむけの姿勢、朝晩布団の中で行うなど、毎日続けることが大切です。

過活動性膀胱

膀胱が自分の意思に反して収縮する病気で、次のような症状が出ます。

  • 尿意切迫感・・・突然強い尿意が起こり、我慢するのが難しい。
  • 切迫性尿失禁・・・尿意を感じると我慢できず、トイレに着くまでに漏らしてしまう。
  • 頻尿・・・起きている間に8回以上、または寝ている間に2回以上トイレに行く。

普通は、ホルモン補充療法といって、エストロゲンの少量投与が行われています。これには、注射、内服薬や貼り薬があります。

※水分接種の多い人、ストレスを感じやすい人、運動不足の人は、トイレの回数は多いと思います。

治療・・・膀胱訓練をしましょう。トイレに行きたくても、15分~30分くらい我慢し、排尿間隔をあけます。訓練を続けるに従い、我慢できる時間が延びてきます(ナプキンを当てて行ったほうが良いでしょう)。

膀胱収縮を抑制する薬物療法や手術等は、医師に相談しましょう。