乳児股関節健診の目的
股関節(足の付け根の関節)について健診します。股関節が生まれつき不安定な状態(臼蓋形成不全、脱臼、亜脱臼)はできるだけ早く発見し、治療を始めることが大切です。そのためには、生後3~4ヶ月の頃に健診をお受けになることをお勧めします。 松戸市乳児股関節健診は無料で受診できます。松戸市より生後2ヶ月頃に予防接種ガイドブックと一緒に乳児股関節健診受診票(有効期限生後6ヶ月未満)が郵送されます。市内の受託医療機関でお受けください。
臼蓋形成不全とは
臼蓋形成不全(きゅうがい けいせい ふぜん)とは、臼蓋の骨の発育が不十分で小さく、大腿骨頭をしっかり覆うことのできない状態を指します。股関節には体重の数倍の力がかかりますので、大腿骨頭を受ける臼蓋の面積が狭いとそこに加わる圧力が高まり、大腿骨頭と臼蓋の間の軟骨が早くすりきれてしまいます。