外用剤の正しい使い方

 医療機関(病院や診療所など)から処方されるお薬には、内服薬・外用剤・注射剤があります。外用剤には、ちょうざい(貼り薬)・ざい(塗り薬)・点眼薬・点鼻薬などがあります。

 外用剤は病気を治したり、病気による症状を和らげたりするために使用されます。効果も期待されますが、内服薬と同じように副作用があります。外用剤を処方する医師は、患者さんの状態・体質・併用薬などを考慮して適切な外用剤を必要な用量で処方します。

 正しく使われている患者さんが多い中、間違った使い方をされている患者さんもしばしば見かけます。医療機関で処方された外用剤は処方された本人のみで使用しましょう。ご家族や知り合い同士で使いまわすことはやめましょう。体質的に合わない場合、大きな副作用を起こす可能性があります。また医師から指示された用量を守りましょう。自己判断で多く使用したり、効果がないからといって途中で中止したりしないようにしてください。

 外用剤も、内服薬と同じように用法・用量を守り、正しく使いましょう。