■ あなたの健康(「広報まつど」のコラムより)

高血圧(2)

(2006年4月15日号より)

高血圧の治療

◆生活習慣の見直しを

高血圧の治療の目的は、脳や心臓・腎臓への障害を予防し、動脈硬化の進展を抑えることです。高血圧の治療の基本は、生活習慣の改善です。食事や運動療法に加え、日常生活の注意として、禁煙・ストレス解消を心掛けましょう。
それでも血圧が高い場合に、降圧剤による治療を開始します。降圧剤を服用していても、生活習慣の改善は続けなければなりません。降圧剤は血圧を下げ、その結果、臓器への障害を抑えることが証明されています。さらに糖尿病・高脂血症などの合併症がある場合には、それらの治療を行うことも大切です。

◆生活習慣におけるポイント

食事療法の中心は減塩です。食塩に含まれるナトリウムを多くとり続けると、血圧が上がることは疫学的にわかっています。WHOのガイドラインが奨励する食塩摂取量は一日6gです。 わが国の平均食塩摂取量は一日13gですので、食塩を半分以下に減らす必要があるのです。

上手に減塩するには、「汁物は具を多くして、食卓ではなるべく塩・しょうゆを使わない。麺類のつゆは三口までに。漬物・佃煮・干物・練り物製品は避ける。インスタント食品は使いすぎない。塩味が足りない時は香辛料や薬味(シソ・ショウガ・ユズなど)をきかせる」などの工夫をするとよいでしょう。

運動療法は無理なく、長続きすることが大切です。酸素を取り込みながら行う有酸素運動、なかでも無理せずできるウォーキングやサイクリングがお勧めです。ウォーキングなら毎日三十分くらい行えば効果的です。
喫煙は肺がんや喉頭がんなどの発がん性があるばかりでなく、心血管疾患(狭心症・心筋梗塞)の発病の危険因子であることがわかっていますので、高血圧の人も含め、禁煙することが大切です。
ストレスは血圧に悪い影響を与えます。競争心の強い人、いつもセカセカ・イライラしやすい人、完ぺき主義の人はストレスをため込みやすいものです。ゆとりをもって生活するよう心掛けましょう。
入浴は血管を広げて血行を良くしますので、血圧を下げる効果があります。その際、お湯はぬるめ、体温より少し高いくらいにし、長湯は禁物です。浴槽から出るときはゆっくりと、寒い時は脱衣場や浴室を暖かくしておくと良いでしょう。

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