■ あなたの健康(「広報まつど」のコラムより)

肥満は食事の仕方から見直そう

(2005年2月15日号より)

咀嚼そしゃく(噛かむこと)することは

食べ物をよく噛むと、その刺激情報は、三叉さんさ神経から視床下部と呼ばれる中枢へ伝達され、神経ヒスタミンという物質を盛んに作り出します。この物質には、視床下部にある満腹中枢に働きかけて食欲を抑えること、満腹中枢から神経を介して、内臓脂肪を分解し、その合成も阻害することや、安静時のエネルギー消費を高めるなどの働きがあることがわかってきました。

このように噛むという動作は、食物の消化を助けるだけでなく、食欲の調整や体内のエネルギー消費に深く関わっているのです。

早食いは肥満のもと

早食いは、飲み込むように食べることです。
やわらかく口当たりの良い食べ物ほど、あっという間にたくさんの量を食べてしまいます。

食べ過ぎの原因の1つは、ここにあります。また、よく噛まずにあっという間に食べてしまうので、神経ヒスタミンを介した食欲抑制も働きません。
ご自分でも、いつものペースで召し上げってみて、一口ごとに何回噛んでいるかを確かめてみましょう。しっかり噛むことで、食事の摂取量とペースの調整ができるようになるのです。

肥満を防ぐ食生活のポイント

まず、噛む回数を決めましょう。
20回でも30回でも構いませんが、1度決めたら、その回数を守りましょう。噛んでいるときは、一旦、はしを置くなど噛むことに集中しましょう

食品は、食物繊維が多い野菜、海藻、キノコや米飯など噛み応えのあるものを摂りましょう。
さらにこれらの食品は、低カロリーでもあります。脳内の神経ヒスタミン量を増やすことは、肥満予防に好都合です。
必須アミノ酸であるヒスチジンは、脳内に取り込まれ、神経ヒスタミンに変わることがわかっています。
ヒスチジン含有量の多いマグロ、ハマチ、イワシ、サンマをたくさん食べている人ほど、肥満度が低いとの報告もあり、これらの食品を摂ることもお勧めです。また、食品数を多くし、量を少なめにすると、食事カロリーを抑えやすく、食事の満足度も高まります。前述の食品を含め、食事の品数を増やすこともお勧めです。

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