■ あなたの健康(「広報まつど」のコラムより)

咽頭結膜炎(プール熱)に注意

(2004年8月15日日号より)

咽頭結膜熱は、プールを介して流行する事があるため、プール熱とも呼ばれています。

通常、6月ごろから増加し始め、夏季にピークを迎えます。
幼児から学童を中心に流行し、5歳以下が約6割を占めます。

原因
アデノウイルスと呼ばれるウイルスです。潜伏期間は5~7日です。
症状
  • 高 熱・・・まずは39度前後の高熱が4~5日続きます。
  • 咽頭炎・・・のどが赤くなり、かなり痛くなることが多いようです。
  • 結膜炎・・・普通片方の目から始まり、じきに他方にも出現します。充血・流涙・目脂・眼痛・まぶしいなどの症状がおこります。
  • その他・・・おう吐・下痢・頭痛・腹痛がおこることもあります。
咽頭炎・結膜炎は3~5日続きます。
治療
特別な治療法はなく、対症療法が中心になります。目の症状が強い場合には、眼科の治療が必要になります。のどが痛くなることが多いので、食欲不振による脱水症状に注意し、十分な水分・栄養を摂るようにしてください。
どうやってうつるの?
ウイルスが口・鼻・のどの粘膜、あるいは目の結膜から入り込んで感染します(鼻水・くしゃみによる飛沫感染、目脂による接触感染、プールでの経口感染)。
予防
  • 感染者との密接な接触をさける。
  • 手をよく洗い、タオルなどの貸し借りはしない。
  • 水泳の前後にシャワーをよく浴びる。
  • 水泳後、洗眼・うがいをする。
いつから通園・通学していいの?
学校の保健法で第2種伝染病に位置づけられ、すべての症状が消え、2日経過するまで出席停止です。
治った後もウイルスは、咽頭からだと発症後7~14日間、便からだと30日くらい排出され続けるので、回復後2週間はプールに入ることを禁止してください。

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