■ あなたの健康(「広報まつど」のコラムより)

夜間頻尿について

(2016年8月15日号より)

 就寝後に、排尿のため何回も起きてしまう状態を夜間頻尿といいます。40歳以上で約4,500万人の方がこの症状を持っているといわれ、加齢とともに頻度が高くなります。

 この原因は大きく分けて3つが考えられます。1つ目は(夜間)多尿、2つ目は睡眠障害、そして最後は、泌尿器系や中枢神経系の病気などによるものです。まず、多尿の原因としては、当然のことですが水分の飲みすぎがあります。私達は日頃、適正な水分のとり方についてはほとんど意識していませんが、実際測定してみると水を飲み過ぎている人が案外多いのが実情です。また一方で糖尿病や高血圧症、心臓病や腎臓病など内科的な病気が原因のこともあります。2つ目の睡眠障害は、なかなか熟睡できないため夜中に何回も目が覚め、その際気になったり、気分転換のためにトイレに行ってしまったりという場合です。日常生活の改善や睡眠導入剤などを使って、良く眠れるようになれば、夜間頻尿も減っていきます。3つ目の原因は、ぼうこうが過敏になったり、容量が減少したりする病気によるものです。前立腺肥大症や過活動膀胱といったさまざまな泌尿器科の病気によるもの、あるいは脳卒中、パーキンソン病などの中枢神経の病気によるものなどがあります。膀胱の老化や、検査をしても原因が分からないケースもあることは事実ですが、できる限りこれら3つの原因を明らかにし、それぞれに合った日常生活の改善や治療をすることで1回でもトイレに行く回数が少なくなれば、より快適な夜を過ごせることでしょう。

 尿量は自宅で量ることもできるので、ある程度は自分で判断し努力することで良くなっていく可能性もあります。しかし、現在服用中の薬が原因だったり、検査した結果腎臓の機能が悪くなっていたなど思ってもみない状態のこともありますので、困った場合はかかりつけ医や泌尿器科医に相談することをお薦めいたします。

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